古調月明集北原 白秋春 鶯うぐひす眠ねむる花楮はなかうぞ 月つきは翁おきなの面めんのうへ 皷つづみうてうておもしろく 春はるはふたたび花楮はなかうぞ 秋 秋あきはほのかに寢ねざめして あはれと思おもふ幾夜いくよさぞ とすれば白しろう吹ふき立たちて 月夜つきよの風かぜも消きえゆけり