この日
君うつくしく幸ありと、
おもへば魂はくづるゝに、
なまじい罪は負ひつゝも、
君は死にきと眼を閉ぢて、
痩せたる胸を撫づるなり。
もとより心いつはらぬ
ふたりが恋のくちつけは、
法の父上母うへの
御国にゆりぬ、君はいま
むくろぞひとに委ねけめ。
されども君は人妻と、
整ひきよき妻がさね、
われ咽喉ぶえは裂きもすれ、
沸ぎる鉛は啣むとも、
えやは呼ぶべきわがつまと。
この日
君うつくしく幸ありと、
おもへば魂はくづるゝに、
なまじい罪は負ひつゝも、
君は死にきと眼を閉ぢて、
痩せたる胸を撫づるなり。
もとより心いつはらぬ
ふたりが恋のくちつけは、
法の父上母うへの
御国にゆりぬ、君はいま
むくろぞひとに委ねけめ。
されども君は人妻と、
整ひきよき妻がさね、
われ咽喉ぶえは裂きもすれ、
沸ぎる鉛は啣むとも、
えやは呼ぶべきわがつまと。