別れ森川 義信ゆふぐれを君みおくりて ばらの実の丘にのぼりつ 鳩笛のおとに濡れゆく よは肩の君のほそさよ この赤きばらの木の実を をとめの日君はめでしに おそ秋の小径に消ゆる うしろ姿ての君は悲しき 暮れなやむ丘にたたずみ ばらの実をしみじみとみき