青空文庫ビューアー

森川 義信

星は夢の様に美しくかなしい

星は思ひ出の様になつかしくわびしい

故里を遠くはなれた旅人は星を見れば

故里を思ひ出すだらう――

  明り星の出てゐる故里の山を

  星の様にやさしく星の様に

  うるんだ父母の瞳を……

妹よ!窓をしめてくれ星が流れる星が

妹よ!窓をしめてくれ――又思ひ出してはならぬものを思ひ出すだらうから