青空文庫ビューアー

漢那 浪笛

淋しき日悲しき思ひ

吾が心ろうし去んぬる。

あわれその心のすむは、

落寞の森のぬれか。

きゝなれし歌のしらべも、

今日けふも又、明日あすも消ゑゆく。

消ゑ去るを止むすべきなき、

この心、「総」むなしき。